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理解していますか? 「分散投資」 ~前編~

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資産形成において「分散投資」が重要であるとはよく言われます。巷のFPやYoutuber、一般投資家も分散投資の重要性を語る人は多いですが、本質を理解していない人も多いように感じます。 分散投資の本質とは一体何なのでしょうか?

「一つのカゴに卵を盛るな」

投資を始めたばかりの方やこれから始めようという方でも「一つのカゴに卵を盛るな」という言葉は聞いたことがあると思います。
これは、卵を一つのカゴに盛って運んでいる場合は転んでしまったときには全部割れてしまうが、いくつかのカゴに分けて盛っておけば事故に逢わなかったカゴの卵は割れないということを言っています。すなわち、単一の資産や銘柄に投資をしていると大きな損失を出してしまう可能性があるが、分散投資をすることによって大きな損失を回避できるということを主張しています。
参考:卵は一つのカゴに盛るな|証券用語解説集|野村證券

この理解で本当に合っていますか?

以上の説明は一見すると合理的なように思えます。
しかし立ち止まってよく考えてみてください。もし一つのカゴに卵を盛った場合、そのカゴが無事であればすべての卵を無事に運べることになります。しかしカゴを分けた場合、カゴが増えたことによってどれかは事故に逢ってしまう可能性(=「すべて無事」ではない可能性)が上がってしまっています。
すなわち投資においては、お金を大きく失ってしまうリスクを回避できる一方、リターンつまり収益性を犠牲にしているということになります。もしこの解釈が正しいとすると、分散投資とは単に「トレードオフである"リターン"と"リスク"の関係において、"リスク"を低減する代わりに"リターン"も減らす方向にバランス調整しているだけ」ということになります。
果たして分散投資とは本当にこのような手法のことを指しているのでしょうか?換言すると、分散投資とは本当にこのようなチープなものに過ぎないのでしょうか?

さて、あなたは正しく説明できますか?

投資に明るくない方でも、ここまで話には何となく違和感を覚えることでしょう。実際、上述の説明は正しくありません。どの部分がどのように間違っているのかをあなたは正しく説明できますか?
続編を読む前にぜひ自分なりの答えを出してみてください。答え合わせは近日中に。


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